8月19日 美少女(S)

その娘の黒髪は艶ややかに朝の光を映して、白い衣から伸びた細く長い手足は瑞々しくしなやかに体の躍動を支えていた。

娘はふいに何かに気づいたかのように首を巡らした。

躊躇うことなくこちらを見据えたその眼は長い睫毛を透いて黒曜に強く煌めき、瞬時に私の心を鷲掴みにした。


私は、恋に落ちた。

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