第608話 えびえびしすたーず「実は」

「先輩。連休って何か予定あります?」

「後輩。後輩こそ何か予定あるの?」

「それが仕事ぐらいしかないのです!」

「後輩。副担任が仕事で忙しいのに担任が遊べるほど暇があるわけないじゃない」

「先輩。こんなに学校の先生が忙しいとは思いませんでしたよ」

「まじめに仕事をしているとね。給料は教職としては破格だから良いじゃない」

「先輩。お嬢様学校ってお給料良いですけど、どうしてですか?」

「後輩も面接で言われたと思うけど口止め料込だからよ」

「確かにニュアンス的に言っていましたね。守秘義務どうこうって」

「お嬢様学校のお嬢様達がスキャンダルって言うのは避けなきゃならないからね」

「先輩。この辺は生々しいですね」

「他にも悪い人たちからの誘惑に負けないようにと、学校の警備上の理由も給料が高い理由なのよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る