「副会長。会計の事はそっとしておいたらどうですか?」

「生徒会長。わたくしは会計の親御さんに頼まれたのです。『娘を頼む』と!!」

「……副会長。何か会話の大事な単語や前後を省略していませんか?」

「生徒会長、わたくしの記憶では間違いなく聞いたのです!」

「副会長と会話していると不足している情報を類推するのに疲れますわ」

「生徒会長。勝手に疲れている前に、会計と連絡する手段を知りませんか!?」

「……副会長。会計と連絡が出来ないのですか?」

「まったくわたくしが教室で説教している間に会計が何処かに消えたのですの!」

「だからお昼休みの生徒会の集まりの時にも会計は欠席していたのですね」

「生徒会を休むなんて、わたくし信じられませんわ!?」

「……生徒会くらいサボっても良いのです。副会長も卒業するまで生徒会をサボってはどうですか?」

「生徒会長、絶対にわたくしは生徒会を休みませんわよ!!」

続く!

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