6.3

第530話 えびえびしすたーず「鎧」

「我が妹よ。この鎧はどうしたの?」

「お姉ちゃん。コスプレ用の衣装じゃないの?」

「我が妹よ。そのコスプレ用の衣装がどうして教室にあるの?」

「お姉ちゃん。先生の個人的な持ち物じゃないの?」

「我が妹よ。コスプレ用の衣装としては本物ぽいと言うか」

「お姉ちゃん。とりあえず鎧の事は先生に報告しておく?」

「ここは先生ではなく生徒会長に報告しよう!」

時間経過して……。

「お姉ちゃん。結局あの鎧はどうなったの?」

「我が妹よ。生徒会長に報告したら生徒会長が保護している魔法少女を緊急に呼び出したのよ」

「お姉ちゃん。そんなことになってたの?」

「それで我が妹よ。あの鎧は魔法少女の魔法で跡形もなく消えちゃったのよ」

「お姉ちゃん。それじゃ鎧の正体はわからないの?」

「生徒会長もわからないらしいけど、不審物はさっさと無力化するに限ると言って魔法で処分しちゃったのよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る