第485話 えびえびしすたーず「内燃機関は以下略」
「先輩。買い物に行きましょう」
「後輩。買い物ってどこ行きたいの?」
「先輩。先輩の車に乗って適当に?」
「後輩。あの車は大量の荷物載せるには向いていないよ?」
「先輩。大量の荷物載せられないのですか?」
「後輩。何しろ走ることしか考えてなかったから二人乗ったらどこに大量の荷物を載せたらよいやらで」
「先輩。最初から致命的な問題点があるじゃないですか!」
「後輩。水素専用の内燃機関の開発が目的の自動車に快適性なんてあるわけないじゃない」
「先輩。そのわりにはしっかりと冷暖房は設置されているじゃないですか?」
「……後輩。私は暑いのも寒いのも苦手なのよ」
「先輩?」
「だから後輩。テストドライバー引き受けるときに冷暖房はしっかり使えるようにと条件つけたのよ」
「先輩。どうしてその時に市販車並みの快適さを求めなかったのですか?」
「そこは次の設計で解決する予定だったのよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます