「先輩～、暑いです」

「車の空調は自動調整で適切に動いているのだけどね」

「先輩～、日差しが暑いです」

「後輩。一応、紫外線と赤外線カットのフィルム貼ってあるんだけどね」

「でも先輩。暑いです」

「後輩。こればっかりはどうしようもないわ」

「先輩～。どうして自動運転車なのにハンドルを握っているのですか?」

「今、自動運転を切って私が運転しているからよ?」

「先輩、そういう事は早く言ってくださいよ!?」

「後輩。何を慌てているのよ?」

「慌てますよ!　先輩の運転している時は、覚悟して助手席乗って無いと危ないじゃないですか!」

「後輩。私は安全運転よ?」

「先輩の安全運転は、普通の人の安全運転と違うのです!」

「後輩。さすがに外交官ナンバーの車で何時もの走り方はしないわよ」

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