第403話 えびえびしすたーず「カレーに何分?」

「我が妹よ。カレーライスを作ろうと思う」

「お姉ちゃん。作るのは嬉しいけど、作りすぎないようにね」

「我が妹よ。お姉ちゃんだって成長しているのだ」

「お姉ちゃん。その大きな寸胴鍋を手にしているのは、どうして?」

「我が妹よ。これは、無意識に持っているだけだ」

「お姉ちゃん。カレーを作るなら、この鍋で十分だよ」

「我が妹よ。食材だって、適切な量を用意してあるぞ」

「お姉ちゃん。野菜たっぷりなカレーライスを作りたいのはわかるけど、こんなにたくさん使わないよ」

「我が妹よ。この野菜は、今回の料理で全部使うわけではないから大丈夫」

「お姉ちゃん。もしかして、市販のルーを使わないで、カレー粉からルーを作るの?」

「我が妹よ。お姉ちゃん、カレー粉からルーを作れるほどの料理スキルは無いのだ」

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