「お姉ちゃん……。暑いよ」

「冷房、適切に使っているのだけどね」

「お姉ちゃん。冷たいものって食べていい?」

「食べてもいいけど……。この前買ったアイスとかの在庫無くなっちゃったよ?」

「お姉ちゃん。細かいことは良いのよ」

「我が妹が冷たいもの食べている間に、お姉ちゃんは炎天下の中冷たいものを買ってくるよ」

「コンビニに行くのに、徒歩数分もかからないじゃない」

「我が妹よ。こういうのは、雰囲気が大事なのよ。そう、盛り上がりに必要な苦難を乗り越えていく演出なのだから!」

「お姉ちゃんがだらだらと話している間に、冷たいもの食べきっちゃったよ」

「我が妹よ。お姉ちゃんは気がつかなかったぞ」

「それじゃお姉ちゃん。一緒に冷たいものを買いに行こう」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい