「まさかカレー粉で異世界を救うことになるとは思わなかった……」

「お姉ちゃん。それだけでは意味がわからないよ」

「カレー粉を百キログラムすべて使い切ることになるとは思わなかった……」

「お姉ちゃん。さらに意味が分からないよ」

「我が妹よ。細かいことは良いじゃない。無事に元の世界の我が家に帰ってこれたのだから」

「お姉ちゃん。結局、今回の異世界ではカレー粉はたくさんあったけど、肝心のカレーライスは食べられなかったね」

「こうして、我が妹の手作りのカレーライスを我が家で食べられて、お姉ちゃんは幸せだよ!!」

「今回の異世界のお姉ちゃんは、カレーライス食べられなくて、最後は理性無くなってたものね」

「我が妹よ。それでは、私が食欲だけで生きてるみたいになっちゃうじゃない!」

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