第177話 えびえびしすたーず「美味しい誘惑」
「先輩。えびえび姉が教室に大量のお菓子を持ち込んでいたので注意しておきましたよ」
「後輩。そのお菓子はどうしたの?」
「それが先生が預かってくださいと率先して私に預けたのですが?」
「……後輩。ちなみにお菓子の消費期限はいつまで?」
「……先輩。今日の午前中ですね」
「後輩。えびえび姉を職員室まで呼び出して」
「先輩、わかりました」
五分後
「先生。えびえび姉がどうどうと職員室に登場です」
「……えびえび姉。この大量のお菓子はどうするの?」
「先生。非常に遺憾ながら消費期限が切れる寸前ですので、地球環境と食糧を大切にする心を大切にするために、私えびえび姉は涙を呑んでお菓子たちの所有権を放棄して先生たちに寄贈したいと思います!」
「えびえび姉。生徒からどんな形であれお菓子をもらうわけにはいかないのよ!」
「……でも、副担任はすでに食べていますよ?」
「先輩。このお菓子美味しいですよ!」
「……後輩。説教する前に、どうして食べちゃうのよ!?」
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