第156話 えびえびしすたーず「小銭じゃらじゃら」

「お姉ちゃん。この硬貨の山どうしたの?」

「昔、買い物のおつりとかを瓶に貯めてたの思い出して探してきたのよ」

「だから、たくさんあるんだ」

「問題は、この小銭をどうするのかなのよ」

「お姉ちゃん。何を困っているの?」

「今の時代、小銭って使いにくくて」

「そうだよね。自動販売機もキャッシュレス化してるものね」

「我が妹よ。手数料が高いから寄付してもね」

「確かに、手数料で結果的にマイナスになるかもしれないものね」

「そうなのよ。それだと寄付した意味がなくなるから」

「それならお姉ちゃん。あの魔法少女の四人組にお小遣いとしてプレゼントしたら?」

「あの魔法少女の4人組に?」

「「「「えびえび姉妹、さっそくお小遣いを受け取りに来ましたわ!!!!」」」」

「……我が妹よ。あとで我が家に盗聴器が仕掛けられていないか確認しよう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る