第105話 えびえびしすたーず「怖い話」
「生徒会長。どうして生徒会室で怖い話を始めるのですか?」
「副会長。コミュニケーションの練習です」
「生徒会長。副会長が言うのも変ですが、書記も会計も困惑していますわ」
「副会長。生徒会長の怖い話は怖くないのですが……」
「副会長。書記の言う通りですが……」
「副会長がここにいるのです。生徒会長に怯える必要などないのです」
「副会長。そうではなくて」
「副会長。書記の代わりに会計が話しますが、生徒会長が話す怖い話というのは……」
「なんなのですの。副会長には話せない内容なのですか!」
「副会長。お耳を拝借」
「なんなのです。書記?」
「生徒会長として、生徒会は仲良くですわ」
「……という話が多いのです」
「……わかりました。書記」
「なぜ、わたくし生徒会長を見て顔が青いのですの副会長?」
「生徒会長。副会長は書記と会計を連れて帰りますわ。ごきげんよう」
三人は慌てて生徒会室から脱出した!
「……三人ともまだまだですわね」
生徒会長の怖い話は、こうして終わった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます