「我が妹よ。お姉ちゃんがプレゼントを贈ろう」

「どうしたの我がお姉ちゃん?」

「私の持ち物からプレゼントを贈ろう」

「嬉しいけど良いの?」

「我がお姉ちゃんの太っ腹さを甘く見ない方が良い」

「お姉ちゃん凄い!」

「さぁ、我が妹よ。ゴールドかシルバーのどちらかを選ぶのだ!」

「ゴールドとシルバーって、原子番号79と47の?」

「おー、いえーす」

「……誰だって原子番号79の方を選ぶと思うよ?」

「我が妹よ。約束通りゴールドをプレゼントしよう!!」

「……我がお姉ちゃん。これって去年買ったパソコンの部品の山じゃない」

「ゴールドが使われているぞ!」

「また勝手に家計からパソコンの部品を追加で買い物したの!?」

「……新世代の新しい部品は、人生に必要な投資だ!」

「お姉ちゃん。あとで怒られても知らないからね」

「大丈夫。お父さん甘いから!」

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