幼馴染との赤い糸…えっ⁉︎コレ絡んでますよね〜⁉︎ってか絡みすぎ…もしかしてもう繋がってなくない⁉
猫の集会
朝から元気かよ‼︎
「おっはよ、
…
今日は、一段と早く来たな…
「あぁー…、
「だって今日遠足だよ!晴れてるよ!早く起
きて行こうよ‼︎おばちゃんもうお弁当作っ
てるよ!」
「はぁ、そんなに遠足楽しみかよ。」
「当たり前‼︎」
ビシッ
「いってー…、今ので目ー覚めたわー…ドリ
ゃー‼︎」
ベッドロックを決めてやった。
そしてオレの布団に転がしてやった。
ま、軽くだけどな。
「イタ〜い」
「フン、オレ様の眠りを妨げた罰さ。ワハハ
ハ」
とオレたちは、朝から戯れるのでありまし
た。
オレ
隣に住む優依は、妹みたいにいつもオレに
くっついているのだ。
「あ、わたしもお弁当チェックしなきゃ。じ
ゃまたね〜。バァーイ」
と手を振り帰っていった。
…なんなんだよ。あいつは…
で、登校班集合の時間。
といってもオレたちは、二人しかいない班
なのだ。
「おーい、優依ー」
「あ、和希ー‼︎助けて〜」
⁉︎助けて⁈
ドタドタバタバタ
ガラッ
「どうした⁉︎優依!」
「おやつが…お弁当入れたらおやつが全部入
りきらなくて。」
…
食いしん坊かよ…
「おまえこんなにどうせ食いきらないだろ?
少し置いてけ」
「えーっ、…ま、でも仕方ないか」
少しほっぺを膨らましながらおやつを減ら
す食いしん坊優依。
「じゃ、行くぞ」
「はーい」
オレは優依の手をひいて立ち上がらせた。
そして登校
「なー、」
「ん?何?唐揚げひとつ分けろって話?」
「違うわ」
「あー、ならよかった〜。でも、和希の卵焼
きひとつちょうだいよ♡おばちゃんの卵焼
き甘くて大好き〜♡」
…
「おまえほんと食いしん坊だな」
「なんでよ〜。人間食べなきゃ野垂れ死ぬか
らな!覚悟しなさい‼︎」
「朝から元気だなー…ってかさ、今日の遠足
水族館だから別に晴れじゃなくてもよかっ
たよな」
「はー…全く。いいですか、遠足は晴れに限
る‼︎気合い入れなさい‼︎」
「はいっ‼︎」
と、朝からいつもこんな感じだ。
「あ、優依みろよ。カメムシさんだ」
「えっ、どなた?お友達⁈」
「虫だわ…、なんだよ。お友達って」
「アハハ、さん付けするからてっきりお知り
合い⁈って思っちゃったー」
「バカだなー、優依は。」
「ほんと和希ってバカねー」
「なんでだよ」
「「アハハ」」
いつまでも楽しく二人でいたい…
笑い合いながらそう思った。
そして、水族館を見た後
お昼の時間。
みんなでシートを広げてご飯の時間だ。
オレと優依は、同じ班。
いつでも一緒だ。
きっと赤い糸で繋がってるんだ。
オレは小指を引っ張った。
クイッ
…
優依の小指は、無反応…
ってか、優依自体オレの卵焼きに釘付けだ。
「ほら、卵焼き」
「わーい♡」
「二人って仲良いね」
と同じ班の女子に言われた。
「うん。和希は、よくおかず分けてくれるの。
だから大好き」
「へぇ〜、いいね」
「うん」
…
隣ですごい会話をする優依とお友達。
大好きとか堂々と言いやがって。
照れるだろ…
ま、大好きってことはオレたち両思いなん
だよな。
きっと…
オレも大好きだよ。
って心で呟き卵焼きを頬張った。
続く。
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