第100話 救急車のサイレン近づきつと止みて六軒先の爺の顔うかぶ(医師脳)

「他人事ではないなぁ」と呟きながらも、周産母子センターを任されていたころを想う。


     🚑


「ピーポーピーポー」


 遠くからサイレンの音が聞こえ始めると、臨戦モードに切り替わりアドレナリンが湧き出た。


「よし行くぞ」


 スタッフに声をかけて、周産母子センターの入り口に向かう。




 この気持ちと記憶は、ボケても思い出すのではなかろうか。

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