第77話 北からのミサイルアラート鳴り響き頭をよぎる「核の脅迫」

 とあるディサービスで、爺さん同士が茶をのみながら…。


     ☕


「ミサイルが原発施設にかすりでもしたら、津波を受けた福島第一原発の比ではないでしょうに…」


「自信があってやっている事でしょうから、もはや北朝鮮の核およびその周辺技術はあなどれませんね。

こうした事をやるたびに北朝鮮の挑発と非難しますが、その前に韓米合同軍事演習を北朝鮮の間近でやっていて、これも「北」にしてみれば挑発ですね。

アメリカの核軍事力に北朝鮮は常に怯えています。

核開発などはそうした心理の裏返しでしょう。

核放棄を要求するなら、要求する側も放棄せねばなりませんね。

われわれとしては、この際地上からすべての核をなくして欲しいものです」


「……」


     ☕


なにやら会話が嚙み合っていないようでした。

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