放課後

放課後。

シンヤのやつはマドンナに告白したらしかった。だが、意気消沈して俺の隣を今、トボトボと歩いている。


「シンヤ。元気出せよ…。

女はマドンナだけじゃないだろ…」


どう慰めていいか分からず、悲しくも、

慰め方が適当になってしまっていた。


「ああ、そうだな…」


「お前は明日、いいよな。好きな女とデートできてよぉ。

俺、明日、ほんとはマドンナとデートしたかった…」


「ごめん。なんか、、

きっと、将来的にシンヤは可愛い彼女ができる気がするから元気出せよ…」


「ありがとう慰めてくれて…

あ、俺からのアドバイスな。シンジ。

ワックスをつけるなりして前髪を上げていけよ。そしたらお前は超のつくイケメンなんだからさ。きっとかつての幼馴染も惚れるだろうよ」


「分かった。そうしていくよ」


「じゃ、月曜日な。

デートの様子はその日に聞く。

いい結果になるといいな」


シンヤと別れて俺は自分の家へと入った。


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