終焉の龍の卵

レッドヴォルト

プロローグ

ある世界に全てを、滅ぼそうとした龍が居た。龍はあらゆるものを退ける力があった。


だがそんな龍も最後には縛られ、抉られ、長き眠りにつかされた。


だが龍はある物を残して眠りについた。

それは全てを滅ぼそうとする龍の卵であった。喰らい、壊し、砕き、焼き尽くし、全てを原初に戻す龍の卵である。


そして不運にか龍の卵に異界の者の魂が、宿りこの過酷な世界を生き抜いていく物語。異界の者は剥がされた記憶を求め、滅びへと向かうのであった。それはまだ誰も知らない終わりの始まりである。

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