今日見た夢 14

彼の家に遊びに行きました。


帰ってきた彼は具合が悪そうだった。


「ちょっと休んでくるね」


そう言って部屋に入って行ったまま

二度と会う事はできなかった。



お花やプレゼントで溢れている部屋の前で私は立ち尽くす。


「……」


周りには多くの友達や親戚がいた。

彼の兄らしい人が私をじっと見ている。

部屋の真ん中に彼の遺影が飾られていた。


その遺影を見つめて泣きだす私

彼との出会いを思い出し

涙が溢れて止まらなくなった。


「大丈夫ですか、すみません。どちら様ですか息子とはどういう……」


「私が公園にひとりでいると、お姉ちゃんって言ってくれたの」


「お姉ちゃん?」


「僕が大きくなったら、彼女にしてあげる。だって僕のタイプだから」


「えっ〜なに言ってるの、僕が大きくなったら、私はお婆ちゃんだよって……」


私は言葉が出なくなった。

お父さんもその場で泣き崩れてしまった。


その瞬間に目が覚めた。短い夢だった。

目が覚めて戻ってきたら泣いていた。

「悲しかったな」


しばらく涙が止まらんし!

その少年は全く知らん子だった。

子供の遺影は悲しすぎる。

4:58だった。






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