第2話 9月9日(金)【中央フリーウェイ】
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ラジオ◆◆をお聴きの皆さん、こんばんは。
9月9日金曜日、時刻は夜11時を回りました。
あなたと過ごす金曜日の夜のひと時『夜のポスト』
今夜も30分間の生放送でお送りいたします。
お相手は、私、ラジオ◆◆パーソナリティ 赤松れんげです。
どうぞよろしくお願いいたします。
この番組は、リスナーの皆さまからのメッセージとリクエストでお送りしていきます。
誰かに伝えたい、話したい、聞いてほしい、そんなメッセージをお寄せください。
テーマはフリーで、随時受け付けています。
それでは、金曜日の夜のひと時、どうぞゆっくりリラックスした時間を一緒に過ごしましょう。
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さて、今夜は9月の第2回目の放送でございます。
今週はちょっと雨模様な一週間でしたね。
私は、割と雨が嫌いではなく……
もちろん大雨は困るのですが、少し雨降りで、雨音がほんの少し聞こえる朝というのが、結構好きなのです。
あ、でも雷は好きではありません。どちらかというと苦手です。
今日の明け方の雷も、もう本当にびっくりしてしまいました。
びっくりして起きたものの、そのまままたすぐに寝てしまったのですが……
皆さんは、雨や雷はお好きですか?
もしよかったらメッセージをお寄せくださいね。
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では、今夜いただいているメッセージを紹介いたします。
ラジオネーム、『くっきー』さんからのメッセージです。
『赤松さん、こんばんは。初めてメッセージを送らせていただきます』
こんばんは。初めてのメッセージ! ありがとうございます。
『最近ちょっと思い出したことがあるので、聞いてもらえたらと思います。
もう何年前のことでしょうか。
自分が就活をしていたころのエピソードです。
当時、自分は松本市内の大学に通っていました。
都会への憧れから就職は東京で、と考え、就活がスタートしてからは頻繁に東京へと足を運んでいました。
当時は今のように、オンラインでの説明会や面接は全くなく、会社や合説会場へ直接行くのが当たり前の時代でした』
合説というのは合同企業説明会、複数の企業が会場にブースを設けて自社の紹介や採用説明を行うものですね。
私も学生時代に行ったことがあります。
『東京の大きな会場での合説は、周りの学生がみんな自分よりもはるかに優秀に見え、いつも気後れしていました。
各会社で開催される個別の説明会では、あまりに緊張し、顔色が悪くなり社員の方に心配されるほどでした。
それでもなんとか頑張って何枚も履歴書を書いては送ってを繰り返し、いくつかの会社の書類選考を通り、面接に進むことができました』
履歴書! そう、手書きだったのですよね。
私の時代も手書きが当たり前でした。
何枚も何枚も同じことを書いて……大変でしたよね。
しかも、修正テープは使わない方が良いと言われ、1文字でも間違ったら全部書き直してってやっていましたね。
『初めて受けた面接は今思い返してもボロボロでした。
緊張のあまり、自分が何を言っているのかもわかりませんでした。
面接官の方から「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」と、言われたほどです』
わかります。
私も面接がすごく苦手でとても緊張した覚えがあります。
いろいろ質問されることを想定して、頭の中にしっかり準備していても、いざその瞬間になると、うまく言葉が出てこなくなって、焦って話せなくなってしまうということが何回もありました。
『自分なりに面接にも慣れて、手応えがあった! と、思える会社もあったのですが、なかなか良い結果を得ることはできませんでした。
周りの同級生たちが続々と内定していき、ひとり取り残され、落ちていくような、そんな気持ちでした。
頻繁に東京へ通っていたため、交通費も結構かかってしまいました。大学に通い、卒論を進めながら節約とバイトを繰り返して、高速バスの代金を捻出する、そんな日々でした』
就活の交通費は大きな問題でしたよね。
たまーに就活生にも交通費を出してくれる企業さんもあって、交通費がもらえた時は本当にありがたかったです。
『ある時、面接を終え、新宿から松本に戻る高速バスの中でぼんやりと窓の外を眺めていた時に、あ! と、思ったのです。
今、自分が通っているところが、あの「中央フリーウェイ」なのだ、と。
自分でも可笑しくなるくらい、急に頭の中にユーミンのあのフレーズが出てきたのです。
それまで何度も何度も通った道のはずなのに、なぜあの時あんなに急にそう思ったのか、何がきっかけとなったのか自分でも全くわかりません。
自分は今、あの歌の場所を走っているのだと、不思議の世界に迷い込んだような気分でした。
時間も遅く、雨も降っていたのでバスの窓からはっきりと景色が見えたわけではありませんでした。
それでも面接で疲れ切っていたはずの気持ちが、ふっと軽くなりました。
黄昏時をとっくに過ぎた夜の時間帯で、乗客のまばらな高速バスの中でひとり、曲のシチュエーションとは全く違うにも関わらず、不思議な高揚感に包まれた感じがしました。
その時に初めて「頑張っているじゃん、自分」と、就活をしている自分を肯定できたように思います。
その後も就活は苦戦が続いたものの、何とか都内の企業から内定をもらい、今もその会社に勤めています。
入社したばかりのころは、毎日仕事でいっぱいいっぱいで、それでも毎日が充実していて、あっという間に、もう10年以上の時間が過ぎていました。
先日、松本に行く用事があり、とても久しぶりに高速バスに乗りました。
就職してから松本に行くときはいつも電車だったのですが、バスでも良いかな、と何の気なしに高速バスに乗ったのですが、その時に当時のことを思い出しました。
何度も苦しい思いをしながら通った夜の「中央フリーウェイ」
今となっては良い思い出……というにはちょっと苦いものですが、今があるのはあの時の苦しさがあったからこそ、と思えるようになっています』
ということで、『くっきーさん』メッセージありがとうございます。
就活って……
私も経験しているのですけど……心を削られるような、落ち込むような時もあるのですよね。
でも、『くっきー』さんのように、ふとしたきっかけで心が軽くなったり、自分自身を肯定できたりする、それもとても良くわかります。
『くっきー』さん、今とても充実した生活を送られているようですし、当時のことも「苦い思い出」でも、「あの時の苦しさがあったからこそ」と、ポジティブに受け止めていらっしゃるようですね。
素敵なメッセージをありがとうございました。
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それでは、『くっきー』さんからリクエスト曲もいただいています。
『メッセージの内容から予想がつくと思いますが……』ということですが、皆さんも予想がついていますでしょうか。
もう今回はこの曲しかないですよね。
【中央フリーウェイ】です。
どうぞ。
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お聞きいただきました曲は【中央フリーウェイ】でした。
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さて、今夜もたくさんのメッセージいただいています。
少しご紹介したいと思います。
ラジオネーム『走り屋ママ』さん。
『れんげさん、雨がお好きなのですか!?
私は、洗濯物がたまってしまうので雨は嫌いですー!
特に子どもの体操服など学校で使うものが乾かないと焦ってしまいます。
秋晴れの青く高い空が待ち遠しいですー!』
あー、確かにお洗濯ものは溜まってしまうのは困りますね。
秋晴れの高い空! 良いですね、気持ちがすっきりしますよね。
『そしてそして! 「中央フリーウェイ」超名曲!
大好きな曲です。
もう何年も前になりますが、車の免許をとったときに、いつかあの歌詞の道を自分の運転で走りたい! と、ずっと思っていました。
免許を取ってすぐ行こうとしたら、みんなから止められてしまい、結局、実際にあの歌詞の道を自分で運転して走ったのは、免許をとってから2年後ぐらいだったように思います。
今でも、あの感動は忘れられませんし、今走っても何回でも感動します!
余談ですが、初めて「中央フリーウェイ」を走ったときに助手席に座っていた人が後に夫になりましたー!』
ということで、メッセージありがとうございます。
そして、ごちそうさまです。
ご自分で運転されたのですね。
聖地巡礼、みたいな感じでしょうか。
でも、止められてしまったとのことですが、免許とりたてで中央道を走ろうとされたのは……
なかなかのチャレンジャーじゃないですか?
運転がお好きなのですね。
今走っても感動する、とのことですが、ぜひ安全運転でドライブ楽しんでくださいね。
続いては、ラジオネーム『りんごあめ』さん
『そっか!「中央フリーウェイ」って中央道のことだったのですね!
全然意識してなかった……』
ということで、メッセージありがとうございます。
そうですよ!
実際の地名というか情景が歌詞の中に登場していますよね。
でも確かに歌詞を意識して聞いていないと、実際の中央道とリンクしないかもしれないですね。
ぜひ、中央道を通る機会があったらちょっと意識してみてください。
続いて、ラジオネーム『鍵盤』さん
『僕にとって「中央フリーウェイ」は、故郷へとつながる道です。
高校進学のために地元を離れて以来、あの道を通って故郷へと帰っています。
高速バスに乗り「中央フリーウェイ」の歌詞の辺りを走っているときは、地元へ向かう安心感と妙な緊張感がいつもありました。
最近では、電車を使うことの方が多くなっていましたが、今度帰省するときには久しぶりに僕も高速バスに乗ってみようかなと思います』
ということで、メッセージありがとうございます。
安心感と妙な緊張感……分かる気がします。
ほっとするような気持ちもありつつ、家族や友人に久しぶりに会うドキドキ感、気恥ずかしさみたいな、そんな気持ちでしょうかね。
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今夜もたくさんのメッセージありがとうございました。
この番組は、にこにこキラキラ生命保険株式会社とその他各社の提供でお送りしました。
さて、いよいよ季節は秋に向かって進んでいますね。
気温もだいぶ下がって過ごしやすくなってきているように感じます。
秋と言ったら、芸術の秋、行楽の秋、スポーツの秋、読書の秋……
いろいろありますが、私はなんといっても食欲の秋ですね!
美味しいものたくさん食べたいなーと、頭の中であれこれ考えています。
実は最近、農家の友人からサツマイモをたくさんおすそ分けいただきまして……
焼き芋にしたり、大学芋にしたり、サツマイモご飯にしたり、美味しいお芋ライフを楽しんでいます。
皆さんも、それぞれの秋存分に楽しんでくださいね。
さて、この番組では皆さまからのメッセージをお待ちしております。
テーマはフリーで、随時受け付けています。
誰かに伝えたい、話したい、聞いてほしい、そんなメッセージをどうぞ『夜のポスト』に投函してください。
あて先は、FAX番号 〇〇〇〇-××-○×○×
メールの方は、〇〇〇@radio◆◆.jp
また、ホームページの専用フォームからでもお送りいただけます。
どうぞご利用ください。
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そろそろお別れのお時間となります。
今夜のお別れの曲はこの曲でいきたいと思います。
『カントリーロード』です。
それでは、来週もまたお耳にかかりましょう。
ラジオ◆◆『夜のポスト』お相手は、赤松れんげでした。
おやすみなさい。
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