不思議詩集13

仲仁へび(旧:離久)

第1話 太鼓をどんどん



 どんどこ

 どんどこ

 太鼓を

 どんどん


 踊ってみたら

 案外たのしくて


 ほのかに街灯が光っている

 雨 降り出した

 きらきらの 宝石


 みたいな


 手をのばした


 どんどん


 人があふれてくる


 どこにいるの?


 地図の上には確実にいるのに


 きっと 実る


 大樹が笑っている


 ビルの間に 共存出来たら


 きっと とても 素敵な未来になるのに


 ここにいてもいいかい?


 太鼓をならす


 かきならす


 どんな表現でもいい


 たましい こころ


 いろんな


 いろんな


 あちらに行きたい


 こちらにも


 どうして?


 どうして?


 どうしてそうするんだっけ?


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