第7話《奇跡は呪い》

ダル:代償っていうよりまるで呪いだね。


ルナ:そうね。会いたい人に会えず半永久を生きるなんて呪いそのものかも。


セレネ:半永久?!


ルア:次の青い月の奇跡まで、ずぅーっと一生ひとりで半永久をいきるんだって。


ダル:なんでルナもルアもそんなこと知ってるの?


ルア:言い伝えの最後覚えてないの?


セレネ:最後?幾百の年に1度。碧月(へきげつ)の約束を叶えたまえ。8つの星の名の元に。さすればどんな願いも届くだろう…で終わりでしょ?


ルナ:続き忘れたの?


ダル:続きなんてなかったと思うけど…


ルナ:幾百の年に1度。碧月へきげつの約束を叶えたまえ。8つの星の名の元に。さすればどんな願いも届くだろう。碧月の半永久を刻まんとする者よ、奇跡を起こすべからず。


セレネ:そんな…続きがあったなんて…



1017.4.8

the moon thirteen 十三夜。

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