第7話 狂騒が溢れる街


僕の心が聞こえ聞こえて


我を忘れて地平線 無限の夜空 


風を浴びて僕は歌う 


ここは遥か闇の果て僕の海に聞かせて、苦しみ喘ぎ 




なぜ、生きるのかと


誰か、誰か、誰か? 聞いているのか 


啜り泣きが響く逢魔が時 


その尖った矛の先で僕の心臓を刺してくれ 




呪われた娘に接吻をして恋患いの味を知る 


愛せよ、狂騒が溢れる


この街で瞳の奥の嘘よ 


真っ赤な液体を垂れ流していく 


真紅の薔薇を名もなき者に捧げ祈る


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