君に会う為に

珠愛

会いに行きます

君を知る旅に出たからか、ワクワクしていた


ポケットに、君への想いだけ詰め込んで


君の記憶を上書きしたくて、そんな思いでここを出た。



君への想いは数え切れないほどだ。


君は僕への記憶はないんだろうけど。


君は僕の前をほんの一瞬流れただけだけど


誰より輝いていて、とても手に取れなかった。



満天の星空に君を思い浮かべて


夜空の匂いと一緒に君への気持ちを飲み込むと


不思議なくらいに君が近くにいる気がしてたまらない。



息が詰まって苦しい日には


君を想えば安らいだ。


先が真っ暗で何も見えない日には


君という星を浮かべてた。


他人の目に肩を震わせては


君が僕にくれた少しの温もりを手にとって飲む



そんな日。


そんな日に僕は決心した。


君に会いに行こうと


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