140字小説コンテスト「春の星々」春の文字「明」
模様替えをした部屋が、やけに明るい。この部屋はこんなにも、広かっただろうか。あの窓はあんなにも、さえぎるものなく陽の光を受け入れていただろうか。あなたの存在はそんなにも、大きかったのだろうか。舞うほこりが白く、光の筋を浮かび上がらせる。視界がにじむのは、きっとそのほこりのせいだ。
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140字小説コンテスト「春の星々」春の文字「明」参加作品。
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