鈴の鳴る場所 呟きのうた

竹村いすず

ひまわり

灼かれるような陽光の下で私は泣きながら花を摘む。



抜けていく力



手の中で固さを失う緑の茎



落ちる花びら



べたべたとした土



私はただただ花を摘む。



全ての花をこそぎとるまで



この地表からむしりとるまで

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