入浴剤

「ほんとだ、みるくのいい匂いがする……。」

う゛……

「どうしたの?」

思ったよりも熱かった……お願いだからそこから動かないで……

「ははっw分かったよ、ゆっくり入っておいで。」

う~……45度がこんなに暑いなんて……はぁ……

「この入浴剤だと主の体も見えないね。」

そうでしょ……?って、動かないでってばぁ……

「っふwごめんね、主の手が綺麗だから」(にぎにぎさわさわ

そんなに綺麗……?

「うん、すごい綺麗だよ。ずっと握ってたいくらい。」

てか、待って、今日やな予感する

「やな予感?」

暑すぎるから倒れそうな気がする。

「ええっ!?大丈夫なの!?」

「ね~俺も入ってい~い~?」

だぁーめ!!

「だぁーーめ!!」

「え~」

少しあがってもいい?

「いいよ、酸素足りないんでしょ?」

うん、ふらふらしてきた。

「……気をつけてね。」

うん。ごめんね。

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