2023年4月21日 お礼とレビューコメントを載せてみる

【お礼】

 昨日は「小森の花嫁」をエブリスタで読んだ方が、Twitterにて美しく胸を打たれる作品と感想を呟いて下さった。

 ありがとうございます。


【レビューコメントを載せてみる】

 賢いヒロインコンテスト用の作品を満喫したので、レビューコメントを書いてみました。


<構成>

*作品タイトル/作者名(敬称略)*

「レビュータイトル」

コメントレビュー本文

投稿日

作品URL

※なんか特記事項あったら※


*逢魔刻に鐘の鳴る/真名鶴*

「憧憬と傲慢の箱庭で繰り返される誰そ彼時の物語」

 中央には巨大で歪な時計塔がそびえ立ち、夕暮れと夜しか来ない町。

 郷愁と寂しさとある種の異質さを備える逢魔が時にそれは現れ、影絵のような住民たちを次々と歯車に変えてゆく。

 これは、その町で修理屋を営むヒズミと、訪問者アストライアの物語。


 影絵の付いた童話のような不思議な世界に読者は引き込まれ、同時に頭には次々と疑問が浮かぶことだろう。

 なぜ黄昏と夜だけを繰り返すのか、マガツヒとは何か、歯車とは何か、蝶とは何か、時計塔は何か、この世界は果たして何なのか、ヒズミとアストライア、それから傲慢兎とは何者か。

 そしてテーマと思われる、生きるとは、死ぬとは何か。

 ヒズミの思考を通して止まることなく語られるそれに、読者も思考の海に沈むのだ。

 それがこの作品に魅力であり、楽しみ方でもあると思う。

 是非とも、この世界の謎をヒズミと一緒に考えながら読み進めることをお奨めしたい。


 考えた末に結論が出なくても大丈夫。

 最後にきちんと説明してくれますから。

 2023年4月20日

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655770587338

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