2 破滅団
「トオキ、トオキ。」
「あ、おはようトモヤ。」
彼らの中では、本名ではなく、ニックネームで呼び合っている。なぜなら彼らには名前がわからず捨てられる、つまり生後すぐ捨てられるのだ。日本政府は彼らに困っていた。そう、ただでさえ、無能な高齢者、それにほぼだめな大人、そしてその大人の子供という邪魔者が増えて、費用ばかりが増え、国債も返せず、経済は刻一刻と悪化していた。…それが原因でトオキは、子供が大人をやりまくる組織、「破滅団」を作ろうとしていた……
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