火傷

どうやって忘れようか。


心にすっかり染み付いてしまった君をどうやって取り出そうか。


今でも私を温めてくれる温もりはどこへ置いて行こうか。


仕切りにでてくる恋しさをどこへしまえばいいのかな。


それでも綺麗な君の心をどうしたら傷付けずに話せるかな。


もしかしたら


あの街は虚しさだけ残るのかな。


あの曲は次聞いたら苦しくなるのかな。


君に似た人を探してしまうかな。


あの言葉と君の笑顔がなぜこんなにも辛い思い出になってしまったの。


温もりはついに溶けて火傷となって


一生消えない傷だけつけていなくなるんですか


私の中の君をどうやってなかったことにすれば良いですか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る