前のエピソード――【タイ感】1-14 呪いはマナを、やぶれない～復讐したい闇堕ち元王妃は、偽りの家族愛に屈しないっ！～

●作品名：4-16 花旦秘華物語　～後宮で国一番の女優を目指します～

　（２）「惜しい！」ポイント：要

【タイトルのみを見ての感想をお届けしております】

（１）所感

　中華後宮ファンタジー！

　ただちょっと漢字が読めないので（ポンコツで申し訳ない。笑）調べてみました。

　『花旦』＝①芝居の中の明るく強気な若い女性の役柄　②（比喩的に）手段を選ばず名声・利益を求める若いまたは中年の婦人　なんだとか。ふむふむ。

　で、『秘める』に『華』の『物語』なんですね。

　個人的には、『後宮』『女優』と書いてあるので『華』＝主人公だと思うんですよ。

　『花旦』の意味がどちらを差すのかは難しいところですが（最初は②かなと思ったんですが、女優という言葉があるので①もあり得るなと思い、結局ダブルミーニングなのかもという結論に至りました。笑）、色々頭の中でこねくり回した結果、主人公が周りの目を欺きながら密偵をする（＝正体を『秘める』）という構図が、周りを欺くという意味で『女優を目指します』なのではないかなと予想。

　どうでしょうか？

　答え合わせはあらすじで！（ドキドキ　

（２）「惜しい！」ポイント

　無いです！（笑）

　『花旦』の意味をみんなが知っているとは思いませんが、分からなくても何となく中華ファンタジーなんだろうなという事が分かればその手の作品が好きな読者は付いてきそうですし（むしろ漢字を羅列する事で「ちゃんとした中華ファンタジーをやります」っていう雰囲気づくりになっている）、『女優を目指します』についてもフックとして有能だと思います。

　私は上記のように予想しましたが、おそらく私の予想するところは中華後宮ファンタジーの一種のテンプレだと思うんです。

　この予想が当たっていても、『女優』という後宮には一見そぐわない言葉で読者を誘引できそうですし、外れていれば、きっと新しい中華後宮ファンタジーの景色が見えると思います。

　改めて思いますが、ワードの力って大事。

　他との差別化を図り「お？」と思わせるワードチョイス、私も是非真似してみたいです。