【新作パペ紋】色違いの男の子をゲットせよ! おねーさん、この耐久に勝ったら妹になるんだ……【♯おにいちゃんといっしょ】 そのいち
※Live配信準備中※
【新作パペ紋】色違いの男の子をゲットせよ! おねーさん、この耐久に勝ったら妹になるんだ……【♯おにいちゃんといっしょ】
♯つぼみ回転中 ♯二期生コラボ耐久
Tsubomi Ch.蜜水つぼみ (チャンネル登録)
待機チャット▼
・はちみつください
・はちみつください
・はみちんください
・はちみつください
・はみちちくさそう
・はちみつください
…………。
……。
「めしべのみんな、こんみつ~。二期生の妹担当、つぼみおねーさんだよ~」
「これホントに正気かなぁ? 軽く自己矛盾に陥ってる気がするし……。さっきぶりのアラヤくんだぞー」
チャット▼
・今なに担当つったよお前w
・お か え り
・アラヤくんをお出迎えする私、これはもう結婚しているのでは……?
・もっとこんシコって言え
・正気の奴は勝手に妹を名乗らんのよw
・妹を騙る偽装した自称姉とかいう概念的不審者おりゅ~?
・にじこんにはおりゅよ
「この枠でのハッシュタグは『♯おにいちゃんといっしょ』だからよろしくね~」
言動の端々に幼児退行の後遺症を抱えた成人女性が、当然のような顔で前職の番組からネタをパクった。
「色々とツッコミたいところではあるが……。とりあえず『おに』読みが引っ掛かってる俺はともかく、蜜水の要素が見当たらないのはコラボタグとしてどうなの?」
「つぼみおねーさんはその名の通り未だ青い蕾──つまり幼女なの。じゃあ本来みんなは『つぼみちゃん』って呼ぶのが正しいよね? ほら『ちゃん』の部分がかかってる~」
「酷いゴリ押しを見たで……」
名前の悪用かある意味設定通りなのかは置いておくとして、一人称が盛大に足を引っ張ってるんですがそれは……。
チャット▼
・図々しすぎて草
・日本酒片手に晩酌配信する幼女がいてたまるか
・一回自分の設定見直して来いやw
・ドリアードとかいう特級樹霊だよお前は
・あんまり調子に乗ると次からはお婆ちゃん呼びに変えるぞ
・枯れ木に花はね、咲かないんだよ
「まだ枯れてないが? 潤ってるんだが~? あ、目薬注すね……えーんえーん、アラヤおにーちゃ~ん! おねーさんの可愛いつぼみちゃんを咲かせるの手伝って~! まずは土手掘れパンパン、胚を作るには種蒔きから──」
「じゃ、俺は飲み物取りに行ってくるから。園芸トークで適当に繋いでてね」
「ああああ行かないでぇ──!?」
チャット▼
・総スルーで草
・ってどこいくねーん!
・花咲か婆を引用してハメ口説こうとする奴とか初めて見たわ
・他に居てたまるかw
・園芸(広義)
・ちくピやクリピはガーデニングの一種だった……?
・まあ人によっては芝刈りの時期とかよく言うしな
・飲み物くらい先に用意してもろて
・ちょっとスタッフ~?
流石にスタッフが巻き添えになるのは忍びないので、説明のためによいしょと座り直す。
「いや、ちゃんと休憩中に自分で取りに行こうとはしたんよ? でも途中でペチペチ妖怪にダル絡みされてさ。相手してたら休憩時間終わってたっつーね」
「ご、ごめんて……。ほら、お詫びにおねーさんの持って来たやつ飲んでいいから、ね?
「言いたい放題か貴様」
先に言っとけばセーフ理論やめーや。ともあれ近くに置いてあるバッグから差し出されたのは、
「はいこれ。まだお口付けてないやつだから、安心して飲んでね!」
「──ってお前がさっき吸ってた哺乳瓶じゃねーか!」
チャット▼
・なんつーもん持ち歩いてんだこいつw
・職質不可避
・貴様これは何だ!?
・哺乳瓶です!
・さては既婚者か!?
・処女です!
・では用途は!?
・私的利用です!
・ヨシ通れ!
・サンキュー現場ポリメス
・無能か有能か微妙なライン
・間接キス狙いにしても他に何かあったやろw
「そっちは予備だよ~。ほら、今おねーさんが持ってるやつの方が量少ないでしょ?」
違うそうじゃない。口を付けた云々とか、外観の問題に比べたら死ぬほどどうでもいいんだわ。
「……この中に入ってる白濁とした液体は?」
「スポーツドリンクだよ? おねーさん濃いのが好きだから、粉のやつ買って自分で作ってるんだ~」
「容器がイカれてるのに中身が普通過ぎて逆に怖い……」
「ペットボトルよりタンブラーの方がオシャレだし、それにどぶろくとかミルクベースのカクテルなんかを入れたら晩酌にも使えて便利なんだよ~。一口の量が少ないから飲み過ぎないし、ほどよく酔えてオギャりも捗るってね……!」
「哺乳瓶を指してタンブラーと言い張る勇気よ」
チャット▼
・キャップ付ければそれっぽく見える気はする
・お前晩酌配信でもその飲み方してたんか!?
・身体に優しい最高に頭の悪い飲み方
・酒のチョイスが対極なんよw
・肝臓の中で酒カスと淫スタ女子が綱引きしてそう
・私も今度試すわ
「君たち疲れてるの?」
「独り身のヒトメスはね、誰もがバブみを求めているの。お仕事やプライベートで嫌なことがあった日は、ただひたすらにオギャりたくて仕方がないの。だからおねーさんは今、間接的に多くのリスナーを救いました。──さ、おにーちゃん褒めて?」
「前半は理解を示さなくもないけどさあ……。お前がやったのって、単に同類の背中を押してアルコールの海に突き落としただけでは……? つーかバブみを求めるなら、そこはパパとかじゃないの? なんで兄?」
チャット▼
・それはそう
・疲れてるよ? はやく抱っこして?
・でも突くのはお前の方だぞ♡
・パパ……パパってなんだ……?
・オナ子とかお嬢みたいなのを基準にせんでもろて
・一般家庭には概念上の存在でしかないよね
・しょせん私らに出来ることは、ヒトオスをパパにすることだけなんだ……
・くっ、なんて無力でか弱い存在なんだ私は……!
・その点未婚オスは広義ではお兄さんか弟くんのどちらかに分類可能だからな
ここでお前らどの口で……って言うと下の口がどうのと返って来るの、アラヤくん知ってるよ。
するとおっぱいを揺らしながら前のめりになった蜜水さんが、両手をグーにしながら力説を始めた。
「あのね──見ての通りアダルトなおねーさんはおっぱいから母性が溢れてるから、えっちなショタオスくんが大好き。でもそれはそれとしてつぼみちゃんはオギャりたいの! ──おねーさんの気を引こうとして意味を理解しないまま色仕掛けに手を出したり、ガチ恋してるのに素直になれず空回りする姿を見てニチャア……ってしたいし、いっぱいオホれて偉いって褒めて欲しいの! でもリアルのショタっ子はそれを満たしてはくれないし、今ではお色気枠の兄キャラよりもおねーさんの方が歳上になっちゃった……」
一転してしょんぼりした様子に。
まあこの邪悪さの半分くらいは裏で聞いてたので、ほーんと思って眺めていると……何やら期待に満ちたキラキラとした瞳を向けられた。
「だからそう、歳下ながらバブみ粒子を放出するアラヤくんの妹になってオギャれば──んむ゛っ!?」
危ないところだった……。ビジュアルの時点で飲む気が失せていた俺は、先程の再現のように手元のドリンクを彼女の口へと突っ込み──素直にメイちゃんへとチャットを飛ばして、お水を頼んだ。
「ほらもっと飲んで。正気にな~れ、正気にな~れ」
「んっ、んっ、くぴっ、くぴっ……」
チャット▼
・合いの手が雑なんよw
・バブみに理解があってオギャらせてくれるヒトオスくんだと? しゅき……
・つまりアラヤくんより歳上でも妹になれる……ってコト!?
・兄、君……
・おにいちゃま!
・こうして平和に暮らす妹派のメスガキ村に、バブみを求めて多くの流民が押し寄せるのであった……
・戦の前触れかな?
・主人公だけ生き残って全滅しそう
なんか知らんが、セフレの中で知らない妹派が勝手に増えたらしい。ええ……性癖ってそんなあっさりと株分け出来るようなモンなの?
────。
──。
『鬼公方から取って鬼いちゃんって書くとさー、なんか別の種族っぽくね?』
『特にそういった背景設て──こほん、を持たない一般転生者の筈ですけど……念のため確認致しましょうか。アラヤさんスイッチ~【お】』
「鬼ピストンでハメ潰すのはやめなされ。──ハッ!?」
『この反応は紛うことなきヒューマン』
「えっ、なにその遊び超楽しそう~!」
チャット▼
・なんだ、ただの可愛いヒトオスか……
・証明完了ね
・あー、若干紛らわしいから普段はお肉棒を強調してるんかw
・それはもう配慮に見せかけた自虐芸では?
・なにこの……なに?
・ヒトメススイッチ懐かしすぎんかw
・にじこんに入ると頭に何か埋め込まれるんですか?
・バブみとオギャりに理解があって気軽にハメ潰させてくれるヒトオスくんしゅき……
・言ってないんだよなぁ
・しれっと要求のグレードが上がったわね
▼
「……それはそうと蜜水の待機コメントさ、なんならシコシコ言ってる俺んトコより狂ってない?」
「最初のゲーム配信でモン息子ハンターやったら、いつの間にやらあんなノリに……」
「ふむ……いっそのこと、ファンネームを『ゆうこ』(※伝説のふんたー)に改名しちゃえば解決なのでは?」
「それもうただの煽りじゃない? 大丈夫? せめてミツバチとかに……ま、まあ折角だし一回だけやってみよっか。こほん──ゆうこのみんな、こんみつ~!」
チャット▼
・てつだって(子作り)
・ホテルいこ はやく
・しっぽふぇらさせて やくめでしょ
・媚薬ください
・せんのうアプリちょうだい
・全 員 ゆ う こ
「これはこれで、逆に統率が取れているような気も……」
「ただの地獄だよ!?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます