お菓子
先輩はよくお菓子をくれる。最初は嬉しかったのだが、こうも毎日渡されると流石に申し訳なくなってきた。
「たまには先輩が食べてください」
今日も貰ったお菓子を先輩に返すと、「お前が食べろ」と言って渡される。この短時間で何度もお互いの両手を行き来するお菓子を不憫に思う。
「じゃあ二人で食べましょう」
「……それなら、まあ」
二人で食べるのはいいのか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます