第79話 きみがいたから(改題しました)

きみがいたから

朝陽の力強さを知った


きみがいたから

夕陽の切なさを知った



きみがいたから



春を運んでくる風の匂いを


冬の始まりを告げる木の葉の香りを


真夜中の月の光の静かさを


朝の空に残る月の頼りなさを


流れる時と巡る季節を

知ることができた



きみがいたから


桜もひまわりも

薔薇もコスモスも

海の青さも

雪山の空気の冷たさも


世界の美しさを

見つけることができた



きみがいたから


恋する切なさも

愛ゆえの温かさも


抱きしめること

抱きしめられること

自分以外の誰かが

こんなにも温かいということも


すべて

きみが教えてくれたこと

きみがいたから知れたこと




きみがいたから

この世界の

色と音と温度を

感じることができたんだ


それなのに


それなのに


僕の世界に

きみが居ないなんて





**追記です**

タイトル、変えました。

ついさっき気づいたのですが、

第71話と全く同じタイトルでした。


気づけよ、自分・・・


今の感情で書いているので

同じようなものに

なっていますしねぇ・・・


すみません。






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