第67話 この空のように

青い、蒼い空


今朝の空は

きみが旅立った日の空によく似ている


鳥の声だけが聴こえる

静かな静かな場所で

きみは空へ還っていった


最後に触れたきみは

まだ温かいような気がして


また笑って

また走って

あたしを呼んでくれそうで


いつまでも

その柔らかな感触が手に残って

もういないきみを

撫でたくて堪らなくなる


ごめんね、と

ありがとう、を

心が何度も何度も繰り返す



どうか、今、きみが

この空のように

穏やかでありますように





***

近況ノートに頂いた皆さまの温かいお言葉、

ありがとうございました。

それへのお返事の前に

こちらを更新してしまって

ごめんなさい。


お返事、ちゃんと致しますので

お待ちくださいね。

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