第19話 優しさの種
あの日
あたしの心に
そっと、届けられたものは
優しさの種だったのね
照れ屋なあなたからは
なんの言葉も無かったけれど
確かに
あたしの心に届いたの
あたしはその種を
この胸の中で
大事に大事に育てているのです
蒔かれた種に
愛しさという水を与えて
あなたから
優しさの陽射しを受けて
いつか
ふたりの愛が花開きますようにと
いつか
ふたりの愛が実を結びますようにと
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