第12話 柔らかな風に

この柔らかな風に

想いを乗せてみる


どうか

あたしの想いを

彼の元に届けて


貴方の柔らかい言葉が

好きなのです


あの時の月のように

貴方を見守っていたいのです


遠くから、そっと

貴方の風を遮ることのないように


貴方の言葉に触れていたいのです




どうか

こんなあたしの想いを

許してもらえたなら


この風のように

柔らかく

柔らかく

いつまでも












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