僕と生徒会と恋

寒霞雪

第一章 すべての始まり編

第一章 第一話 選挙結果…

嘘だ嘘だ嘘だウソダドンドコドーン!

あれだけ一年生で生徒会長になろうと頑張ったのに、

結果なれなかった。

教室ではクラスメートの笑い声が響いている。

もう嫌だ こんな学校転校してやる。

そう思った僕は、机を思いっきり蹴り飛ばした。


「はっっっっ!」

「いっったぁーー!」

夢だった、良かった。

…まぁベッドを思いっきり蹴ってしまって

めちゃくちゃ痛いんだけどね。

「やっば!あと少しで、門開くじゃん」

今まで門が開く前にしか行ったことがないから

急がないとかなりやばい。

無我夢中で家を飛び出した。

(着替えはしているよ)

いつもの通り道を自転車で駆けてゆく。

僕の名前は、白本快飛しらもとかいと 最近中学生になったばかりだ。

この学校は入学式からわずか一ヶ月で生徒会長を決めるのだ。

しかも候補はすべて一年の中から

折角の機会だし挑戦してみたのだった。

そして今日は選挙結果の発表日だ。

さっきの夢が正夢にならないように

願いながら走って行った。

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