女子の体のボクなので。

ヤッキムン

第1話

中2の時、沖縄の那覇市に住んでいた。

西表島に遊びに行ったら、同じホテルに、本土から来た女子高生のお姉さん4人組も泊まっていた。

えっちな雰囲気漂う可愛いお姉さんたちだ。

ミニスカートやショートパンツから、きれいな生足見えて、ボクはお姉さんたちの可愛い生足に見とれてしまっていた。


ボクはあやめ。文女と書く。海で泳いでいた。妹といっしょに。

妹はくうり。空里と書く。


妹は小学6年生。

水泳めっちゃ得意。


ボクは小学生の時、児童合唱団に入って歌を歌っていた。

空里は、そのかわり、2年生の時から水泳教室に通っていたから、めっちゃ泳ぎ上手。


海で泳いでいたら、女子高生のお姉さん4人組も、泳いでいた。


わざと近くに行った。

お姉さんたちに触るくらいのところで、夢中で泳いでいるふうにしていた。


そしたら、1人のお姉さんのビキニのブラのひも、ハラリとほどけた。

ボクは、そのお姉さんに

「ブラのひも、結びましょうか?」

って聞いてみた。

「あっ、お願いします~」

って、お姉さんボクに言ってくれたから、ボクはお姉さんの背中にまわって、ブラのひもを結んであげた。

「どうもありがとう~」


そのお姉さんの名前は奏さん。奏と書いて、かなでさん。

かなでちゃんといっしょに、しばらく泳いでいた。


近くで空里も泳いでいたから

「姉妹なん?」

って、かなでちゃんに聞かれた。

「そうだよ~。妹の空里」


ホテルに戻って、ボクと空里は、お姉さんたちの部屋に呼ばれて、行ってみた。



葵あおい

灯あかり

麗うらら

奏かなで


って言う、みんな1文字の名前の女子高生のお姉さん。


お姉さんたちは、ボクのことも女子だと思ってるみたい。


ボクは、ちっちゃい頃から女の子みたいだったから、家に遊びに来た妹の友達も、ボクのことをお姉ちゃんだと思っていた。

だから、妹も

「お姉ちゃんの、あやめっち」

って、いつも友達に紹介していた。


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