地獄行き
おまえを傷つけてやりたい
怒り狂いながら俺を殴り返すまで
おまえを傷つけてやりたい
おまえは気づいてないかもしれんが
俺はいつでもおまえを
傷つけることができるんだ
俺はお前の思うような人間じゃない
平気で人を殺そうと思える紛い物なんだよ
だからおまえを傷つけてやりたい
馬乗りになって、顔を覗き込んで
肩をおさえて、大きく振りかぶって
心臓を貫通するほど強く
強く
おまえに刻み込んでやりたい
俺がどれほどいかれているのか
身をもっておまえに思い知らせたい
地獄があったら一本道だろうな
生まれた時から決まってる
どうした殴り返せよ
拳を握って、押し倒して
馬乗りになって、肩をおさえて
振りかぶって
殴り返せよ
何でおまえが泣くんだよ
おまえは、極楽行きだろうに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます