第762話漏らす

ずっとおならだと思っていた。

会社のトイレで、放屁した。

実は帰る途中の駅のトイレで良いと。

しかし、駅でトイレに行かなかった。便を甘く見ていた。

ビールを飲もうと、吉野家に入り生ビールを注文して、やっとトイレに行く。

大量出玉。

便器が詰まる程の大物が出た。そこから、生ビールを6杯、3リットル飲んだ。

お勘定して、自宅へ向かう途中、放屁したくなり出そうとしたが、実が出そうになり冷や汗をかいた。

そして、エレベーターに乗ると少しずつ、実が出る。

玄関では、取り返しの付かない状況。

便器に座り、思いっ切り踏ん張った。

事後は殺人現場の血しぶきの様に、実が飛び散っていた。

ユニットバスなので、シャワーで実を流し、パンツ、ズボン、シャツをシャワーでふみ洗して、身体を洗った。

駅のトイレですれば、未然に防げる事案であった。


あんまり食べてないのに、よくもああ出たもんだ。

酔が一変に覚めた。

今、恐る恐る、水を飲んでいる。

会社じゃなくて良かった。電車の中で無くて良かった。

これだから、旅行も行けない。

僕の症状は、ひっ迫性便失禁と言う。

これが無かったら、今夜は最高の夜だったのに……。

もう、執筆する元気が無い。

早めに睡眠薬飲もう。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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