第738話サヨナラ、お義父さん
今日朝、5時過ぎ妻からLINEが。お父さんの呼吸が3時半に止まった。と。
自宅で待機した。
今日、明日、会社を休んだ。朝の8時にご遺体を葬儀会館に運ぶと言う。
電話があり、11時からお経を住職さんが読むから来る?と、尋ねるので地下鉄で葬儀会館に向かった。
義姉がお義父さんの顔を見せてくれた。
知ってるお義父さんより、だいぶ小さくなっていた。
11時、住職さんが来てお経を読んだ。
それから、住職さんや葬儀会館との費用の計算をしていたので、僕は妻が帰ってもいいよ!と、言うのでこれは妻の家の問題だから、僕は帰宅した。
途中で、アオキに寄り明日の葬式用の半袖シャツを買った。
自宅に着くと、急に胸が苦しくなる。冷や汗をかく。
水を飲んだ。
僕は精神安定剤の副作用で、こまめな水分補給とトイレにしょっちゅう立つ。
こんな状態で葬儀に参列したら、失礼では無いか?悩んだ。また、過敏性腸症候群の状態も悪く、今朝は5回トイレに走った。
今日、対面したし、お経にも参加したので明日の葬式の事を妻に尋ねる。
すると、妻は、僕は体調不良にしとくから葬式はいいよ!と、言う。
お詫びのLINEをした。
すると、今、ものすごく鬱状態に陥っている。さっき、頓服の精神安定剤を飲んだ。
こんな男で申し訳無いとずっと考えていたら、体調を崩してしまった。
明日は葬式には参加しないが、妻の住むマンションに花を贈ろうと考えている。
ダメだ。
頭がフラフラする。
ホントに僕はダメな夫である。
少し寝よう。
僕のお父さんの時は、コロナで葬儀に参加しなかったが、今度は体調不良で参列しない。
なんか心が引き裂かれそうな思いがする。
お義父さん、ありがとうございました。あなたとの酒は楽しかっです。
合掌。
本日の読み切りエッセイ、これまで!
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