第699話バカが電話してきた

夜中の2時過ぎスマホの着信音が鳴る。こんな夜中に誰だ?と思いディスプレイを見たら迷惑電話ではなかった。

だが、夜中にかけること事態が迷惑である。

電話にでると、2年前に縁を切ったバカ男の声だった。

散々、面倒見てきてお金を貸したり、飯を食わせたが、ある日、僕をけちょんけちょんに馬鹿にして、母の前で懲役を自慢したバカである。

最後は5000円僕から借りてトンズラした。

それから、2年近く。

たぶん、お金の無心だろう。

口ばっかりで、ケンカは弱いし、20も離れた女と結婚して2ヶ月で離婚したバカ。

社会を舐め腐っている。覚醒剤で2度逮捕されているので、僕を馬鹿にして威張り散らしていた。ある日2万円貸してくんない?生活苦しいんだ。と、言うので情で2万円渡すと目の前でタクシーに乗り、キャバクラに向かった。

これで、このバカとは縁を切ると決意したのだ。 

世間話なら昼間かかってくるだろが、夜中の電話はまた金の話しだろうから、着信拒否して、電話履歴を削除した。

勝手に苦しめばいのだ。

だから、寝起きは気持ちが悪い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る