第680話21歳のパートちゃん

うちの会社のパート指導員として、21歳の女の子が先週から働いている。今朝、挨拶すると、髪の毛の両サイドを刈り上げていた。

しかも、コイツ仕事備品を配る時、投げる。

仕上げた商品を無言で持って行く。

僕はカチンと来たが、彼女はまだ21歳。

ダブルスコア以上の年齢が離れている仲間たちも彼女を嫌っている。

昼休み時間、裸足で椅子に胡座をかいているし。不潔。

この子、ちょっと臭い。

全てを教育しなければならないだろう。

若いって、怖いもの知らずだから、周りから嫌われ易い。

大人の世界では。

大学生とか、学生なら許されるだろうが、大人社会では、彼女は通用しない。


何度も怒鳴ろうとしたが、我慢した。

怒る体力が勿体ないからだ。

仕事帰りに心療内科に寄ってきた。ちゃんと、睡眠薬をもらった。

19時には飲んで寝よう。

風呂は明日の朝。

ビールを飲んで、クールダウンした。

みんなに嫌われてるのを知らないガキ。

1度痛い目に遭わないと、自分の行為の悪質さを理解出来ないだろう。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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