第599話責任者
僕は息子の責任者。躾、勉強を教える義務がある。これは、嫁さんが決めたルールだ!
また、母親の面倒を見る義務がある。
少ない年金と少ないパート代で生活しているため、急な出費の際のは、僕が母親にお金を渡している。
今日も県民税の請求書が届いた。母親に。
払えないと言う。来週お金が入るので、その中から県民税を捻出してやろうではないか!
僕は私立のラ・サールを諦め町立の中学校に進学し、県立の普通科に入学して、大学に入学したが、家族の経済状況が悪くなり、休学してバイトしたが、結局は中退した。
息子には、好きな学校でいいが、偏差値は低くてもいいから、公立の高校に進学するように口酸っぱく言っている。
来月から夏休み。毎年恒例の夏休み終盤の宿題合宿がある。
昼の1時から問題を解かせて、教えながら途中休憩も挟み夜中の2時に宿題が終わった事もある。それは、去年だ。
宿題を終わらせないと、ゲームを壊す約束になっている。
それは、息子は避けたいので必死に宿題を解く。
息子は、パパが教えてくれた問題は時々間違っている!と、文句言う始末。
僕だって、30年前の宿題を解いているのだ。良く公式や、英単語を覚えているな!と、自分の記憶力に驚くことがあるが、たまに間違うのはご愛敬。
さて、今回は母にいくら渡せば良いのか?
1万円くらいで、許して下さい。
僕は仕事、家庭、親子間の責任者なのだ。
本日の読み切りエッセイ、これまで!
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