第581話グリーングリーン
今日は息子を整形外科に連れていった。両手の人差し指の関節が異常に膨らんでいるからだ。
レントゲンを撮っても異常なし。
採尿と血液検査して、木曜日の夕方再び検査になった。
病院の診察が終わったのは10時過ぎ。近くの中華料理屋が開店準備をしていたので、オバサンに、
「今日は、何時からですか?」
と、尋ねると、片言の日本語で、
「モー、ダイチョウブです。ヒトいます」
と、言うので、息子に台湾ラーメンとガーリックチャーハンのセット、僕は瓶ビールと餃子二人前。
その、オバサンは店のオーナーだったらしく、
「オコサン、アマイのスキでしょ?ドリンクバー無料にします」
と、有りがたいお心遣いを頂き、息子はメロンソーダや、コーラを飲んだ。
それから、嫁さんに命令された全粒粉のパン、チキンフィレオとテリヤキバーガーを2個頼まれたのでわざわざイオンまで買いに行って帰宅した。
嫁さんに息子の病状を知らせ、麦茶を飲み息子のパソコンでYouTubeを見た。
息子は洋楽ばかり聴くが、アル中カラカラも大好きだ。
息子と女体の神秘に付いて話した。
「パパ、僕はおっぱい見たいけど、パパも見たい?」
「バーカ、パパはもうそんなの見たくねぇよ。ママので飽きた!」
「フフン、ママはどうでもいいや。○○のおっぱいでかいよ!」
と、言って僕のスマホで水着姿の女の子を僕に見せた。
「うわぁ~、いいな」
「でしょ?」
なぞと、バカな男同士の会話をした。瓶ビールでほろ酔いの僕の肩を組み、しばらく歩いた。
手は繋がないクセに、肩は組む息子。
中2で170cm。
早く、背を追い越してもらいたい。息子と後7年したら酒が飲める。
今日は休みが休みにならなかったが、十分パパの仕事はした。
まだ、反抗期が来ないのが不安だ。
本日の読み切りエッセイ、これまで!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます