第477話おじいちゃん

いつものコンビニで、久しぶり飲んだ。フードコートには、じいちゃんとばあちゃんが座っていた。

おじいちゃんの臭いこと極まりない。

ホームレスのような格好し、酸っぱい臭いがした。

僕は一番離れた椅子に座った。それでも、臭い。

じいちゃんは、ばあちゃんをナンパしていた。

このじいちゃん、毎日いるが、カップラーメンとコーラをいつも飲食している。

今日は、辛い体調の中頑張ったので、ビールを飲んでいたが、美味しさも半減した。


明日まで仕事を頑張れば、金曜日から休みだ。

ようやく弟に会える。

家族で名古屋に来るから、きっと楽しい酒になるだろう。

僕は餓えていた。友達に餓えていた。仲間だと思った人間はどんどん奢らされて、逃げて行く。

弟と飲めるのであれば、しばらくは問題ない。

じいちゃんが、さっき帰ったので、もう1本ビール飲もうかな。

あっ、近くにかわいい女の子が座った。

デブでサングラスで歯槽膿漏の僕が、ナンパしようかな?

「オネェさん、今から僕と刺し身食べない?」

って。

逮捕される可能性がある。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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