第233話スゴイ同僚

明日、一緒に同僚の事だが彼はスゴイ。

僕も体験したことの無いような、被害に遭っている。

ストーカーや男に後ろから股間を擦り付けられたり。

僕なら参っている。

ストーカー対策で、引っ越しも考えているようだ。

だから、僕も明日泊まり掛けの飲み会を提案したとき、少し不安を感じたらしい。

僕に、

「羽弦さんは、バイですか?偽装結婚じゃないですよね?」

「アハハハハ、心配してるんだね。何もしないよ」

と。

彼は安心して、コンビニのベンチでジンを飲んでいた。

僕は下痢だったので、コーヒーを飲んだ。


しかし、考える。もし、僕がバイだったら彼はどんな反応だったろうか?

勿論、我々はLGBTQ問題を熟知している。

色んな、性的指向の権利はある。

だが、今日みたいにバイですか?と、尋ねられ、違うよ!と言う返事はバイの人に失礼だったかも知れない。

僕が、

「狭いベッドだけど、寝れる?」

と、言ったので勘違いしたのかも知れない。

だから、明日は彼がベッドに寝て、僕は床に寝ようと思う。

こういう場面に直面した場合、皆さんはどのように返事し、どんな思いが過りますか?


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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