第4話猥談
夕方5時半過ぎから、酒を飲んだ。
同じ賃貸マンションに住む母の部屋で晩飯を待ちながら、芋焼酎の水割りを飲む。
鹿児島県人のプロの飲んべえは1年を通してお湯割りだが、僕は15年前から芋焼酎は水割りか緑茶割りで飲む。
飲んでしまったら、もう仕事を探す気にはなれない。
どうせ、また、夜中に目がさめるのだから、明日の未明から仕事を探そうと思い、水割りを2リットル飲んだ。
自室では余程の事がない限り、酒は飲まない。
飲むのは、母の家で飲む。
鹿児島の弟から一升瓶12本送られてきて、来年の2月までは焼酎が切れる事はない。
いい具合に酔い、帰宅した。
何だか、ハッピーである。僕は酔うほど面白くなる男なので、飲みの誘いが絶えないが、コロナや就活中なのでこの10ヶ月間、飲みの誘いを丁重に断っている。
給料が入れば、また、飲みたい仲間が数人いる。
うちの嫁さんは、下ネタが大嫌いである。
だから、下ネタが好きな友達は貴重である。僕の飲み友達の9割が女性。
たまに、ブリュヴェールさんみたいな女性が泊まりに来るが、下ネタをしゃべってもヒヤヒヤしないで済む。
この人は、いつもニコニコしながら、酒を飲んでいる。
たまに、近代史に付いて語ろう!とか、文学論に付いて語ろう!と、僕が提案するのだが、結句は下へ下へ話しが進む。
僕は性機能障害で、息子が出来たのが奇跡なのだ。第二子が欲しくて人工受精を5回したが失敗した。
息子は寂しいだろうが、僕は唯一の男として息子の恋愛の話や猥談などをする。
決してママには言えない話をするのが僕たち父子の関係である。
ちょっと、酔ってるな。何を書いてるのか分からなくなった。
今日のお話しはここまで。また、明日。
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