双子の妹の好きな人に告白されたけどどーすればいいの??

猫来 ノラ

双子の妹の好きな人に告白されたけどどーすればいいの??

第1話  恋とは?

「菜歩さん、好きです。付き合って下さい。」


いつも通り学校に行った。

それなのに、それなのに、

なんで双子の妹、知歩の好きな人に告白されることになっちゃったの?

昨日の私は–––––––



「眠くないなぁ」

私は、ぼやいた。

でも、時計は12時をさしている。

遅いのでとりあえず二段ベットの上に入ることに

する。下には既に知歩がいる。

「寝れるかなー」

「寝れないなら話を聞くです。」

「え、」

てっきりすでに寝ているモンだと思っていたのに

声がかかって驚いた。

知歩は返事を待たずに話し始めた。

「菜歩は恋したことあるです?」

「ない」

私は即答する。

「だって、そもそも恋がわかんないや」

「そうだろうと思ったです。」

納得されてしまった……。

ちょっといや、かなり悔しい。あれ?

「そう聞くってことは知歩––––」

「言わなくていいです。その通りです。

 恋してるです。」

顔を赤らめてるんだろうな知歩、絶対カワイイ。

私の妹は世界一可愛いくて、頭も良くて、、

まぁ、とにかく最高だからどんな相手でも

結ばれるんだろうな〜

それより気になるのは、

「ねぇ、相手は誰なの?誰なの?」

恋は分からないけれど恋バナは好きな私です。

これは全女子に共通のはずですから!

「どんなことも協力してくれるって誓えるなら

言ってもいいです。」

カワイイ妹の知歩のためなら手伝えるし。

「知歩の恋を協力することを誓います。」

「ほんとです?」

知歩は念押ししてくる。

そこが注意深い知歩っぽい。

知歩は、私よりも産まれるのが30分遅いハズだが

私よりも頭がいいのだった。

けど、私の方が運動できるからいいし。

「ガチ中のガチで」

わたしがそう言うと知歩は話し始めた。

「私の好きな人は1組の、菜歩のクラスの翔君

 です……」

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